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言わなくてもいいことを言いたい

笑う招き猫

 

 

昨日、夜更かしして読み切ってしまいました。

山本幸久 「笑う招き猫」

 

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男と並んで愛誓うより、女と並んで笑い取る。

 

 

売れない女漫才コンビのお話です。映画にもなってますね。観てないですけど、確か清水富美加さんなどが出演してました。

 

男の友情もさることながら、女の友情もまたいいですね。

大喧嘩してお椀が飛んでくるような女友達、欲しいです。

 

 

さわやかな青春物語でした。と言っても主人公は、もう28のいい歳した女なんですけどね。売れない芸人の貧乏バイト生活。電車代節約のため、都内をボロ自転車で駆け抜ける。

 

夢を追いかける姿っていいですよね。醜くて泥臭くてね。

わたしももっと性格が明るくて、声がデカくて、目立つのが好きで、頭の回転が早かったら芸人目指したかったなぁ。成功するかは別として、芸人の世界に入ってみたかったかな。

 

だってあの人たち、笑いとってご飯食べようとしてるんですよ。実際ご飯たべれるのは一握りの人たちだけだけれど。でもみんなそれを本気で目指して、本気でネタ考えて、本気で人笑かしにいって、笑ってもらえなくてもまだ諦めないってすごくないですか。すごい根性だし、すごく夢がある。

 

なんだか良かったな〜。ほっこりする物語でした。

 

 

余談ですが、著者 山本幸久さん、もともと雑誌の編集者だそうです。著者の友人?の、ラーメンズ片桐仁さんによる巻末の解説が面白かったです。

 

 

 

さー。明日から仕事仕事ー。