「酢豚にパイナップルはダメ」と、事あるごとに積極的にアピールしてくる人いますよね。
なんなんですか?別に私、あなたと酢豚食べに行く気ないし、あなたに酢豚作ってあげる気もないですけど???なんの主張ですか?不思議なことに、「酢豚にパイナップル入ってるの好き!」と積極的に言ってくる人はいないんですよね。好きな人はあまり主張してこないですよね。好きか嫌いか聞かれると「まぁ〜わたしは好きだけどね〜」とサラッと言って終わりです。「酢豚にパイナップル」がいかにおいしいかをプレゼンしてくる人に出くわしたことがありません。この世では「酢豚にパイナップル反対派」のほうが力を持っているようですね。
ちなみに、ここで敢えて言うならばわたしは「酢豚にパイナップル賛成派」です。
さて、ピザにもパイナップルが乗ることがありますね。わたしはこれも賛成派です。
「酢豚にパイナップル反対派」の方でしたら、おそらくその大多数が「ピザにパイナップル」にも反対だと思います。彼らの食嗜好の原則として、しょっぱいものと甘いものの混合または野菜類とフルーツ類の混合が嫌い、というケースが多いからです。つまり、「ポテトサラダにリンゴ」も「かぼちゃサラダにレーズン」もNGですし、他にも「生ハムメロン」や「オレンジ入りサラダ」、ひょっとしたら「雪の宿」もNGでしょうね。よって「ピザにパイナップル」など言語道断というわけです。
※個人差があります。
しかしここで極めて重要な問題が浮上します。
「ポテトチップスのチョコレートがけ」はどうなるのでしょうか?
これは難しい話になってきます。「酢豚にパイナップル」からさらに細分化されてくるのです。わたしが思うに、「酢豚にパイナップル反対派」であったとしても「ポテトチップスのチョコレートがけ」は好きだ、という人はおそらくかなりの数いるのではないでしょうか?または逆パターンで、「酢豚にパイナップル賛成派」であっても「ポテトチップスのチョコレートがけ」は許せないという人もいるでしょう。これは矛盾でしょうか?わたしはこれを矛盾と呼んではならない気がしています。なぜなら「ポテトチップスのチョコレートがけ」という食べ物は、圧倒的に普通じゃないからです。
※個人差があります。
余談ですが、わたしが初めて「ポテトチップスのチョコレートがけ」に出会ったのは小学生の時です。母が買ってきてくれたロイズのそれは、わたしにとって革命的なお菓子でした。別の言い方をすると悪魔的なお菓子とも言えます。小学生ながらに、こんなものを食べてしまっていいのだろうかという罪悪感に苛まれた記憶があります。しかしそこに蛇が来て、耳元で囁くのです。「食べていいんだよ・・・何も悪いことはないよ・・・」と。そして恐る恐る口にすると、たちまちわたしの目は開け、もはやその手を止めることができなくなるのでした・・・(その後、報いとして胃がもたれました)
話はそれましたが、結論としてわたしは「酢豚にパイナップル賛成党所属、ポテトチップスのチョコレートがけ賛成派」ということになります。一言でいうとオールオーケーということですね。食嗜好というのはおもしろいものです。味覚の感じ方も千差万別です。
ほとんどピザの話ではありませんでしたが、なぜだかパイナップル入りのピザが食べたくなってきました。