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言わなくてもいいことを言いたい

昭和のみなさんのおかげでした:とんねるずの話

 

 

今日は比較的 暖かい一日でしたが、東京は明日、雪になるそうですね。

やっぱり1月からが冬本番ですね。そんな1月ももう20日が過ぎて、あっという間に2月がやってきそうです。1月って、序盤で出遅れるせいか、時間経過の体感速度が異様に早いですよね・・・。たぶん一年の中で一番、体感速度が速い月だと思います。

 

 

 

さて、今年のテレビ界はまた大きく変わっていきそうな予感です。

 

とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃ×2イケてるッ!」、二つの長寿番組が今春に終了します。どちらも、お笑い界の重鎮による伝説的番組でした。世代的に、とんねるずの漫才をリアルタイムで見たことある人が徐々に少数になりつつあるんじゃないでしょうか。全身タイツを着て人文字を作ったり、若手芸人に高い買い物させたり、毎年年が明けるとプロスポーツ選手に挑んだりしているおじさん二人、という認識しかない人たちがいるようで、ネットではさんざん言われてます。つまらない、セクハラ、若手へのイジメが普通じゃないなどなど。わたしは「みなおか」を観て育っていないので、とんねるずについてはよく知らないし彼らを擁護する所以もありませんが、「みなおか」の中のコーナーで「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」だけは大好きでずっと見てました。(それだけをピンポイントで観てるっていうのもなんか変わってますよね・・・)

 

それまで「とんねるず」の伝説を全く知らなかったので、あのコーナーを観ていて必然的に、とんねるずって一体どういう立場の人たちなんだろうと気になって調べてみたことがありました。YouTubeをあさると、スタ誕の頃からの動画が膨大な量出てきます。若い時の木梨さんのカッコいいこと・・・普通に好きなんですけど あの感じ(笑)こりゃあモテるだろうなぁ、っていう感じです。

 

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だって、高校卒業してすぐデビューしたみたいな感じですもんね。そう思うと、スタ誕ってすごい番組だったんだなぁと改めて思います。だって、本当にスターになれるから。今はYouTube、abemaTVみたいなネット番組がたくさんあって、テレビと対等な存在になりつつありますが、当時はテレビしかないので、テレビに出ている芸能人、またはお笑い芸人の商品価値がものすごく高かった。そしてネットがないぶん、視聴者との距離が ある意味で遠かった。コント、しゃべくり、歌、何をやってもちやほやされて、当時の2人は完全に調子に乗ってたと思います。加えて、とんねるず含めアイドルよろしくもてはやされたあの時代の芸人さんたちのすごいところは、今では大炎上不可避な突拍子もないことを平気でやってのけてしまうところだと思います。(例えば、番組の初めから バカでかいノリさんの遺影を映して、喪服を着たタカさんが泣きながら相方の偽追悼番組をやろうとしたりだとか・・・)

 

でもそれをつまらないとか気にくわないと言って叩く人は少なかった、いや、大勢いたのだとは思うが、そういう指摘や批判を発言できる場はごく小規模で、まして不特定多数の人に発信できるようなツールは存在しなかった。だから、視聴者の声ごときで番組の存続が揺らぐような事態になるほど、テレビは弱くなかったんです。でも今は、ネット上で誰もが同じボリュームで発言できるようになった。一般視聴者の意見が番組に対して強い影響力を持つようになった。それが、とんねるずのようなスター芸人の時代を終わらせようとしているんだなと思います。要するに、スターだから何をやっても許されるとか、後輩は先輩に絶対服従だとか、芸人なんて浮気してナンボだとか、そういう感覚が許される時代はもう完全に終わったのではなかろうかと思うのです。

 

とんねるずのデビュー当時のネタが面白いかどうかは、時代と見る人によって変わるものなので何とも言えませんが、当時の客席が沸いていたことは確かです。改めて言うのはかなり野暮ですが、とんねるずには確実に才能があり、芸人になるべくしてなった人たちなんだなと、あの映像を観ていて思いました。だから彼らの人間性はともかくとして、芸能人としてのタレント性を低く見るのはちょっと違うかなと思うわけです。

 

・・・だからといって、なんということはないんですけどね(笑)彼らの才能に心打たれて、残りの「みなおか」は欠かさず観ます!ということにも特になりません。ただ、長い間お勤めご苦労様でした、と言いたいです(誰・・・?)

 

ちなみに「細かすぎて〜」で特に好きだったのは、みょーちゃん「韓国の軍隊」シリーズ水牛刑務所の中で」シリーズ、そして博多華丸がマネする川平慈英でした(笑)

 

 

 

今回はこんなことを語るつもりじゃなくて、今年 再復活した千鳥の番組「キングちゃん」について書こうと思ってたんですが・・・

 

また次回にします。 

では明日は、滑って転ばないように気をつけましょう。