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言わなくてもいいことを言いたい

今週のお題:アイドルの定義の話

今週のお題「私のアイドル」

 

 

「アイドル」と 一言で言ってもその意味はどんどん多様化していて、人によって捉え方が違ってきますね。

 

アイドル=聖子ちゃん、キョンキョン、ジャニーズ、AKB・・・かというと、今の時代はもはやそうも言ってられないくらいアイドル人口が増加しています。てかもう、SNSで自撮り晒して、ファンが4人くらいしかいなくても地下劇場の舞台で歌ったり踊ったりして、「わたしアイドルやってます☆」って言えばもうアイドルになれた、みたいな。昔に比べたらアイドルの商品価値というか世間の認識が随分下がったのではないでしょうか。やっぱりネットの普及と、「会いに行けるアイドル」がアイドル文化を変えるきっかけになったんでしょうか?

 

Wikipediaで「アイドル」を調べてみました。

 

アイドルとは、「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を意味する英語(idol)に由来し、文化に応じて様々に定義される語である。

日本の芸能界における「アイドル」とは、成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物を指す。

 

つまり、アイドルのそもそもの意味としては、崇拝したくなるような魅力を持つ人物や物を指します。だから本来の意味としては「アイドル」という職業に捉われずとも、その人にとって憧れの存在であればアイドルと言っていいんですね。

 

そういう意味でいうと、今の若い人たちの中のかなりの人が潜在的にアイドル精神を持ってるなと思います。(自分も若いですけど、老けきったオバハン式上から目線で常に物を見てしまうのが癖で・・・)

 

YouTubeTwitterInstagram、どこを見ても、自撮りしてみたり、頼まれてもないのに「やってみた」ことを世界に公開しては、「いいね」を求める。そういう人にとって「いいね」は、言ってみれば小さな崇拝だと思います。だれかに見て欲しい、評価されたい、そして憧れの存在になりたい、そのために出来る限りの手を尽くす。そうしているうちに大勢の崇拝者を持ち始める人も少なからずいます。テレビに出たわけでも、芸能事務所に入っているわけでもないのに、「ネットで話題の人」となればもう有名人なわけです。

 

わたしはそれを良いとか悪いとか評価はできないです。自分の中にもわずかながら、アイドルのようになりたい、つまり、たくさんの人に「いいね」をもらいたいとか、注目されたいとかそういう気持ちはいつだってあるから。

 

アイドルのスタイルを真似して聖子ちゃんカットをする人はいつの時代にもいるけど、自分が真似されたい、自分が聖子ちゃんのような影響力を持つ存在になりたいと思う人がこれほど多いことは今までなかったんじゃないかと思います。そしてそれに気軽に挑戦できるようになった。ただ、ほとんどの人は自己満に終わります。実際のアイドルに成り上がれるのは、生まれ持った魅力のある人だとか、もしくは本当に底意地のある人だけだということをまた改めて感じます。

 

まあ、そんなわたしの薄っぺらいアイドル論は置いといて・・・

 

 

うちは教育的に厳しい家庭だったので小学生の頃、民放のバラエティ番組とかドラマとかは全然見せてもらえませんでした。その反動なのかわたしはいつからか、エンタメ大好き人間になってしまいました。中学生くらいの頃だったか、家にHDレコーダーが導入されてからは、気になる番組をこっそり録画しては、誰もいない時にこっそり鑑賞していました。それに加えて高校に入る時に初めて買ってもらったケータイも、かなりの影響力だったと思います。ガラケーでしたけど、当時のわたしにとっては、自分の狭い世界が一気に広がるという大革命でした。

 

その時からわたしのアイドルは、お笑い芸人と、映画です。

 

中学生の頃にお笑い番組にハマり、芸人にハマり、単独ライブのDVDやYouTubeでひたすらコントやら漫才やらを見ていました。いい歳した大人が、人を笑わせることに人生を注いで、汗を流してふざけてる姿ってなんて素敵なんだろうって思います。

 

それと誤解はしないでほしいですが、わたし、男の友情みたいなの大好物なんです(なんのカミングアウトだよ)。誤解を招きやすいんですけど、あくまでも友情です。シャーロックホームズとワトソン先生です ホ●ではありません。そこの線引きはこれからもしっかりしていくつもりです(笑)

 

なので、「お笑いコンビ」っていう形がすごく好きです。二人で一つのネタを成し遂げるあの感じが。ただ羨ましいだけなのかもしれないですが。そういう信頼関係が。今まで好きになった芸人さんは数え切れないくらいいるので敢えて挙げませんが、本当にお笑いはわたしにとってずっと憧れの世界です。

 

 

映画を好きになったきっかけの一本は、三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワーです。今思えば、この映画も広い意味での「お笑い」と言えるかもしれません。コメディ映画なので。本編はもちろんのこと、エンディングが大好きです。観たことない方はぜひエンディングまで観てください。ワクワクしてきますよ。映画というエンタメそのものにも魅力を感じますが、映画づくりにも興味が湧いてくるはずです。

 

それから邦画にハマり、DVDをまとめ借りしては毎晩のように観ていました。高校生になってからは洋画も好きになって、年齢的に1人でも映画を観に行けるようになったので、暇を見つけては映画館へ足を運びました。もちろん今でも、学生の時ほどにはできないですが、最新映画とかテレビ放映する映画はチェックして時間を見つけては観ています。好きな映画について語り始めたら終わらないので、また機会があれば書きたいと思います。

 

そんなこんなで、今もこの二つはずっとわたしの中のアイドルで、これからもずっとアイドルだと思います。

 

書きながら思ったんですが、わたしなりに「アイドル」を定義づけると、現実を忘れさせてくれるもの、と言えるかもしれません。人に夢を与えるものって、素敵ですね。

 

 

さて、今日もHulu 漁ってきます。

それではこの辺で。