斜め上からナスコ

言わなくてもいいことを言いたい

人生が楽しくなる幸せの法則

 

 

 

地元の駅まで帰ってきたが、待ち焦がれたデルタホースが終わってしまった帰ってきてしまったという現実を受け入れられず、帰宅する気にならないわたしは駅前のマックに駆け込み、カフェラテとポテトを貪りながら爆音でスピッツを聴く。食べきれなかったポテトを、カバンに潜ませてあったビニール袋に移し替えて店を出るという奇行に走る。「さわって・変わって」を聴きながら家までチャリを全力で飛ばして帰る。暗い部屋の電気を灯すと、次に耳元に流れてきたのは「ナンプラー」。沖縄を思わせるメロディに乗って一通り踊り、今やっと落ち着いてフニャフニャになったマックのポテトをつまみながら、この文を書いている。

 

 

こうも興奮が冷めやらないのは、恥ずかしながらわたくし、敬愛するハライチのお二人をこの目で、生で拝見するのは今日が初めてだったからであります。昨日の晩、明日は何を着て行こうかとワクワクしながら準備していたのでありますが、今日行く直前になって「待てよ。今日は初めて生のハライチに会うのだ。こんなカジュアルな服装で出向いていいものか」と謎の心理が働き、あんなに時間をかけて決めた衣装を総取っ替えして、完璧なフォーマルに決めて家を出たわたくしなのであります。TPOというものをわきまえねば。

 

 

下北に着くまでの電車でソワソワが止まらず、鞄からスマホを出しては、ちょっといじってまたしまうという行為をわずか15分の間に10回くらい繰り返しておりました。酷い動揺っぷりです。デルタホース初参戦ということで、観客層はどんなものなのかと気になっていたけれど、会場を見渡すと意外にも普通。男性も多いし、年齢層もそこまで若すぎず、という印象。お席は後ろの方で、今思えばよかったです・・・前だったらもう、ホンモノが眩しすぎて死んでた。

 

 

6人が登壇したときはもう、ワァーーーと声を上げそうなほどテンション上がった。暗いステージにみんなの影が入ってきて、パッと電気がついた時のアレ。あ〜〜〜 岩井さんって存在したんだ・・・っていうあの感覚。一生忘れないわ・・・。そもそもお笑いライブにすらあまり行きなれていないわたしですから、しばらくはそこにホンモノ達がいるということが嘘みたいで、映画館の画面で映像をみているような感覚にとらわれてました。いたよ、本当に。実在したわ。岩井勇気

 

OPトークにて。今回の会場はユーロスペースから北沢タウンホールに変わり、ハコがでかくなったということで、生声では音が足りないのでハンドマイクを手に入れた6人。今まではもっと狭かったんだなぁと思うと、初回から来られている方々には申し訳ない。わたしのような新参者が現れたせいで、演者と距離ができ、生声のトークが聞けなくなってしまったことでしょう。そんな中やたらと森田さんが、マイク無しで後ろまで声が届くか気にし始めました。なぜかというと今回さらばはコントをやるのでネタではマイクが使えないそう。・・・え?漫才ライブじゃないの?w っていう細かいことは置いといて。

 

マイクを離した状態で「後ろの人ちゃんと聞こえる〜?」みたいなこと叫んでいる森田さんに澤部さんが、霜降り明星粗品風に「いやそれリハでやるやつ!」(手振りもちゃんとついてますw)とツッコみ会場は大爆笑。それを見た欲張りな岩井さんが食い気味に「東京ホテイソン風にやるとね、パン!いやァ それリハでやるやつゥ〜〜(歌舞伎のアレ)」ってかぶせてきて、それでまた会場が湧く。メンバーもみんな笑ってたけど、澤部さんが一番笑ってるのがまたいいですよね〜。あのシーン大好きだった・・・。

 

さらに、満島ひかりとミニドラマで共演した岩井さんのことを、自分のことのように誇らしげに語る澤部さん。大好きかよ。同番組で宮藤官九郎高良健吾と並んで主演を務めた岩井さん。岩井勇気高良健吾クラス。岩井勇気とは高良健吾。そう、つまり今みなさんの目の前にいるのは高良健吾です。ということで、第5回デルタホースがスタート。

 

 

ハライチの漫才は、なんと1発目!テーマは、海の日。澤部さんの「こわい!」が生で聞けたのと、ボケながら笑っちゃう岩井さんを見られて大満足です。岩井さん×ケイさんのランチ話も最高だった〜。岩井さんの不器用な優しさ・・・泣いちゃう。わたしはケイさんになりたい。あとマニアックなこと挙げると、ケイさんが毎週かかさず名探偵コナンを録画して観ているという話から、コナンあるあるを言うみたいな流れで盛り上がってしまった時。司会の澤部さんが次の話題へ行こうとしているのに、岩井さんがコナンネタをやめなくて、澤部さんに「もういいよ!」ってめっちゃ叩かれてたのが個人的に大好きなシーンでした。ラジオのパターンだった(笑)

 

 

相席スタートの漫才も楽しかったです。ケイさん自分のドラマのことめっちゃディスってるやんw 今回の騒動をうまいことネタにしつつ、山添さんのこともうまく引っ掛けてきたって感じで、新ネタとは思えない仕上がりでした。「人生が楽しくなる幸せの法則」というドラマ名をめちゃくちゃ連呼し、放送してる曜日と時間まで織り込むという荒手の番宣漫才でしたけどw しかしケイさんの声を生で聞くのも初めてだったけど、良いなぁって思いました。なんかクセになるステキな声。それと山添さんですが、想像以上にオーラがなかったです(褒めてます)。冗談抜きで、本当に、想像以上に魅力がなかったです(褒め殺してます)。

 

そんな山添さんと、さらば東ロのランチ話つき。ヤバい奴2人のランチは、案の定ヤバい。「ブクロさんにとって、お笑いとは?」という山添さんからの質問に東口がなんと答えたか当てるクイズ。相方の森田さんがガチで当てに行き「手段」と答える。一方、完全に大阪を小馬鹿にしている岩井さんがド下手クソな関西弁で東口のモノマネをしながら「お笑いは、通天閣や〜」と答え、大爆笑。最高だったな〜。岩井さんの関西弁、ド下手クソなんだけど、モノマネはえらい似てるという矛盾(笑)結果的に、なんと森田さんの予想がドンピシャで、本当に答えは「手段」だったという、さらばファンなら鼻血モノのコンビプレーで拍手喝采

 

 

さらば青春の光はまさかのコントで新ネタ披露。ストーリー性あり、やるせなさあり、ブラック要素ありな、あ〜〜〜なんかさらばっぽい、っていうコントでした。森田が訳アリな喫茶店店主、東口が食リポタレントという設定で二転三転していくが、途中 東口の「レッドカーペット出ても売れるとは限らない」的な発言で一番会場が沸いたという・・・(笑)

 

 

 

いやぁ〜〜本当にあっっという間に終わってしまいました。本当に楽しかった。久しぶりに「時よ止まれ」って思ったもん。すごくよかったです。ハライチ目当てで行ったけれど、相席スタートさらば青春の光も大好きになって帰ってきました!EDで森田さんが言ってたように、今回 会場の規模が大きくなったとはいえ無事にチケット取れた我々は「サイバーエリート」ですから。チケット取れた時は奇跡すぎてもうこれが最初で最後のデルタだろうなぁって思ってそういうつもりで行ってきたけど、駄目だわ。あきらめちゃいかん。絶対もう一回行きたくなった。最高でした。推しのライブは行くもんですね!!!(当たり前)

 

 

 

 

ちなみに、今日の行きはやはりスピッツを聴いて心を整えていたわけですが。

(詳しくは前の記事を参照)

 

バッタリ街で会うわけではないものの、とにかく今日は初の生岩井勇気を拝むということで、何を聴くかはWALKMANに任せようとシャッフル再生してました。そしたら着くまでに「猫になりたい」と「正夢」がヒット!特に「正夢」は下北からホールまで歩いてる時に流れてて、テンション上がりました。とかいう中学生みたいなことして楽しんでいるナスコでした。

 

 

 

デルタホース 最高〜!