斜め上からナスコ

言わなくてもいいことを言いたい

ナスじゃねぇとは言い切れない色合いだ!M-1グランプリ2019

 

 

予想、なんていうものがことごとく当たらずに生きてきた24年間。

 

帰りが雨になると予想して持っていった長傘を、一度も開かずに帰ってきた回数のギネス記録持ってますし。ええ。

 

そんなナスコの「予想」が、こんな形で当たる日が来ようとは。

 

 

いや、正直言うとこれは「予想」ではなく、「理想」「期待」「希望」に過ぎなかったのだが、結果がこうなった以上はこれは「予想」だったのだと言いたい。

 

 

 

くどくどいってなくていいから、本題入れよ!!!

ぺこぱ、決勝進出、そして最終決戦進出おめでとう!!!!!!!

 

 

いや〜たまげた。

いつものごとく安定してお笑いファン失格なナスコなので、今回のM-1、実は最初から観れてなくて帰宅してTVつけたときにちょうど始まったのが、10組目のぺこぱだったのです。もうその時点で運もってるよね。ぺこぱも私も。ラスト滑走を引くのは和牛、っていうパターン的なのできてた気がするけど、まさかのぺこぱがラスト。10組目だったから最終決戦行けたんじゃないかなぁって思うくらい。だってギリギリの2点差だったもんね。そんでもって、和牛がぺこぱのネタ中に最終ラウンドのネタ合わせ始めてたっていうんだから、フォレも舐められたもんだぜっ(松陰寺風に)そしてこの和牛さんに関してはまた後ほど・・・

 

とにかくあのMの文字の前でぺこぱが漫才やってる、松陰寺が着物着てないのは寂しいけれど、とにかくここまできたことが素晴らしい!とか思いながら、帰宅後コートもまともに脱げず立ったままテレビの前で片手を振ってイケイケー!!とか叫んでおりました。「いい加減なことなんてない!」で漫才がしまって、M-1の舞台に彼らが立って漫才をしたってことだけでもう十分満足して、さーてお風呂沸かしますか〜とかTVに背を向けたそのときですよ。「ぺこぱ、最終決戦進出です!!」今田さんのその声を聞いたのは!!

 

うおーーー!!!!なんのこっちゃ!?和牛おさえて3位!?まじかまじかmざいkっじぇいら

これ言うのめちゃくちゃ恥ずかしいから、いっつも言いたくないんだけど、M-1って夢があるよね。普段お笑いそんな好きでもないくせに、毎年M-1見て感動してコレ言ってる人見ると「さっぶ」ってなるんだけど、もう今年は敢えて言うわ。M-1って夢がある!!!!!!うおーーー!!!!(おーまーえーよりはうるさい)

 

ここまでくると欲が出てきて、さっきまで「決勝までこれただけでも凄い!」とか言ってたのに、もうこうなったら最終決戦は着物とローラーシューズで出てきてほしいとか言い出すナスコ。

 

私が松陰寺の彼女だったら、「絶対着た方がいい!!」って言う。だって決勝行くならインパクト残さないと。着なくてもだいぶインパクトあるけど、中途半端は良くない。決勝は日本中がみんなみてるんだから、そこでやるネタが今後自分たちの名刺代わりみたいになるんだから、ここで着ないでいつ着るのよ!オードリー春日のピンクベストと同じよ!あとから脱ぐことはいくらでもできる。でも今着て行かなかったら絶対後から着ることはできなくなるよ!あとから着たら超ダサいじゃん!「あ、なんか変えてきた」「やっぱあれ捨て切れてなかったんじゃん」ってなるよ!着るなら今だよ!!

※「自分が売れない芸人の彼女だったら」っていう妄想をよくしてきたので、それで培った妄想力をお目にかけてみました。まじでうるさくてすみません。

 

 

しかも今回審査の時に、前のスタイルについて審査員からいろいろいじってもらえたんだから、それを敢えて利用したら凄い面白かったと思う。初見の人でも、「ああこれがその捨てたスタイルなのね」って言う気持ちで観れるから絶対あの流れだったら滑らないとおもうし。せめて、かかとがローラーになってるあのローラーシューズだけでもいいから履いて出てきてほしいわぁ。とか思ってたら、本当にシューズは持ってきてたらしいじゃん(反省会談)。履けよ!!(泣)チキったんか!?まじで一回あのスタイルで決勝出て欲しかった。最終決戦だけでもいいからあれで出て欲しかった・・・

 

でもいいんです、優勝してたらこの後が辛いと思うから。(誰だよ)だってあの粗品でさえ優勝して怖い怖いって言ってたんだからねぇ。満を持しての優勝とは違って、新人が優勝すると、「求められること」と「実力」の差を埋めるのがきっと大変だと思う。(ほんまに誰?)

 

 

 

 

そんな偉そうなことばっかり言ってますけど、正直、ぺこぱ本当にすごかったと思います。確実に仕事増えるしね。2位のかまいたちがもうすでに売れてるから、「2位が売れる」ポジションにも新人のぺこぱが入れたと思うし。頑張れキャラ芸人!!!!(笑)

 

 

で、ごめんなさい、ここでまたにわかお笑い好きがバレるんですけど、私、ミルクボーイとか初見なのね。んでもって1stラウンドもみてないから、うん?コーンフレークとは?どんなネタだよwとかほざいてたんだけど、後でYouTubeみたら超面白いのね。なんなのこんな人たちいたの?関西強すぎるよね。まぁそうなんですよ。漫才に関しては、関東勢はハンデあるといっても過言ではないからね。育ち方が違うんだから。漫才においては関西弁が標準語なんだから。ミルクボーイ面白すぎるよ。昨年に続いてルーキーが勢いに乗って優勝してくれて本当に嬉しい。やっぱりM-1はこうでないと。

 

 

 

実力は芸歴相応でも、インパクト、勢い、新鮮味で勝負するフレッシュなコンビたちは1発目がとても重要で、そこで伸び悩んだり弾みが弱いと、優勝へのハードルがどんどん上がっていってしまう。いつも届きそうで届かない結果に終わり、知名度だけは確実に上がっていくのに、実力もしっかりついてきているのに、新鮮味に欠けてしまう。みんな、「この人たちは面白い」と承知の上で見るわけだから、安心して見ている。一方でワクワク感や新しいものを見ている高揚感が湧かなくなってしまうというのが皮肉な話である。でもそれが、賞レースの宿命。そんな厳しい宿命のなかで、いわゆるベテランが毎年決勝に勝ち残るというのはかなりの至難の業だと私は思う。和牛は今回久しぶりに決勝進出を逃したわけだが、敗者復活で絶対に上がってくるだろうという確信があったから、途中から見始めた決勝のランキングの中に「和牛」の名前を見つけても驚きも喜びもしなかった。いないことが逆に不自然なのである。

 

和牛はもう十分売れているし、下手したら漫才をしなくても食べて行けるくらいに仕事があるけれど、絶対に諦めないし、何を言われても優勝にこだわるし、今回は最終決戦にこそ行かなかったものの、何度でも決勝に上り詰められるし、これが和牛の凄いところ。それほどの実力と信頼と、ベテランの見えない「必死」。かっこいいですわ。

 

かまいたちも然りです。かまいたちは、凄いことしてるのに全然「凄いやろ感」がないとこが凄い。いい意味でオーラがない、でも本当はすごい実力の持ち主。そういうのを天才っていうんでしょうね。こういう安定した人たちが40、50代になっていったときのお笑い界を早くこの目で見たいです。

 

 

 

いや〜〜〜 拍手。

今年もM-1が終わってしまいました。クリスマスなんかより100倍年末を感じるイベント。

一年あっという間だったな〜。また来年が楽しみです。