斜め上からナスコ

言わなくてもいいことを言いたい

この気持ち分かる人とは仲良くなれそう

 

 

 

職場にいるバイトの大学1年生のイケてる女の子から、好きな俳優とかいますか?って聞かれた。昔は即答できたけど、今は推しの人とかいないなぁと思った。アイドルとか俳優に夢中になることが、もうできない。しばらく考えてみて、いやいやそんなに本格的に唸るようなことでもないだろとちょっと焦って、とりあえず最近ドラマやCMでよく見る人を答えてみた。「田中圭とか、成田凌とか好きかな」と言ったら、「へー!なんか犬っぽい人が好きなんですね!」と返ってきて、自分では気付いてなかったけど確かにそうだなと思った。

 

 

 

「自分がどちらかというと猫っぽいから、自分に無い物を求めるのかもね〜」と言いかけてハッとする。なんだ「自分に無い物を求める」って。生々しい、生々しすぎて生臭い。おい、いま誰も理想の結婚相手の話なんかしてねーぞ。ただただ見た目が好きな俳優の話してるだけなのに、一人で勝手に妙にリアルな方向へ行きそうになっていてめちゃくちゃ恥ずかしくなる。危ない危ない。言わなくてよかった。ピチピチの大学1年生に向かってなんの話だ、ドン引きされるわ。もうこの歳になるとね、現実ばっかり見ちゃうのよ・・・

 

 

 

そんなことはさておき、アルコ&ピースの平子さんが前にツイートしてたことに全く同感。スクールカーストの上のほうにいそうな人、またはかつてそうだったであろう人の前だと未だにちょっと気が引ける。

 

 

 

そのバイトの女の子は6歳くらい歳下だからこっちはだいぶ大人ぶって接してるけど、正直自分が高校卒業してからもう片手では数えられない年数が経ってることとか全然受け入れてないし、うっかりすると同級生と喋ってるような感覚になる。でももしその子と自分が同級生だったら、たぶん仲良くなるようなタイプではない。彼女はおそらくクラスとか部活の中でも結構目立つところにいるタイプで、明るくてまっすぐでなんでも器用にこなせて、休み時間は友達とイケメン俳優について語ってるような女子だからだ。こういう子を目の前にすると、またはこういう子とうっかり楽しく話せたりすると未だにちょっとテンションが上がるし、一方では自分の中の自分が「わきまえろよ」って自分に釘を刺してきて、その感覚で一気に中高生時代にタイムスリップした気分になる。

 

 

 

大人になりたいぜ。