斜め上からナスコ

言わなくてもいいことを言いたい

このTシャツで、けもの道を行きたい

今週のお題「お気に入りのTシャツ」

 

 

私のお気に入りのTシャツは、来月手元に届く。実物を手に取ったわけではないけれど、もうお気に入りの一枚になることは確定している。

 

 

それは、ハライチ岩井の「岩井中華T」である。

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※4種ある中から、私は黒の半袖を予約。

 

 

本日予約販売開始だったが、米津玄師のCDを上回る勢いで売れているようで、ハライチ岩井の静かなる人気(渦中にいると全然静かじゃないです)の凄まじさを見た。

 

※岩井中華Tが米津を抑えて首位に浮上したことを報告する帝国民と感心する閣下

 

 

思い返せば、私がハライチ岩井という人間にのめり込んだのは約2年前。きっかけはなんだっかさっぱり覚えていない。ハライチなんてもうとっくの昔に有名だったし、なんならピカルの定理とかよく観ていたんだから岩井さんの存在はもちろんよく知っていた。ただ、どんな人物かということは表面的にしか知らず、とりあえず澤部を操っているおかっぱで背が低い無口な男というイメージだった。それと、根暗なアニメオタクみたいなイメージもあった。だけどそんなイメージがガラリと変わったのは、たぶんラジオを聞いてからだと思う。それはまるで、もう何年も前から知り合いだった男友達を、ふとしたきっかけで急に意識し始める時の感覚に似ている。

 

 

私はもともとうしろシティが好きだったので、それがきっかけとなって、うしろシティとハライチが2組で回していたデブッタンテというラジオ番組の存在を知った。ただその頃にはもう放送は終わっていて、既に今の形態(TBSラジオで放送中の「うしろシティ星のギガボディ」と「ハライチのターン」)になっていたが、いずれにせよ過去の放送回がどれも面白く、よく聴きあさっていたのを覚えている。

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※前後半30分ずつ担当していた時代(2014-2016)

 

 

ラジオを聴いていると、岩井さんという人物は、暗いかと思いきやとても明るくて、無口かと思いきやとても喋るのが好きで、真面目かと思いきやいつもふざけており、尖ってるかと思いきや予想通りとても尖っていてそれがまた最高の魅力であり、とにかく一度ハマってしまったら抜け出せなくなる、そんな人だった。事実、私はアニメには興味がないし、声優も詳しくないし、ヤン車の類も分からないし、ヒステリックミニのTシャツを着たこともないし、唯一 岩井さんの影響でスピッツと猫が大好きになったくらいだけれど、自分の好きなことをとことん楽しんで、周りに流されることを嫌い自分らしく振る舞って生きている岩井さんにとても惹かれたのであった。(あと顔がタイプです。顔が、タイプです。大事なことだから2回言いました)

 

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※子供のころ家族みんなでヒステリックミニのTシャツを着ていた岩井さん

 

 

2年前の今頃から私の中の岩井ブームは加速し始めた。誰もがそうかもしれないが、私は芸能人にハマるととにかくその人と街で遭遇するシミュレーションする。岩井さんがラジオで話す内容は有力な手がかりで(かなりいい加減な話やシンプルに嘘の話も多いが)例えば自宅のそばに高級スーパーやピーコックストアがあることとか、自宅の裏が墓場なこととか、そんな情報を頼りに岩井さんが都内のどのあたりに出没するかを割り出してみたり、本当にハマるとそういうことをし始める。でくわしたらどんな一言を掛けたら岩井さんにハマるかを考えまくったり。

 

 

そんなことをしていたけど、生の岩井さんをこの目で見るのはそう遠い夢の話ではなかった。もちろん街で出くわすことはなかったが、不定期で開催されている大人気ライブ「デルタホース」のチケットがなんとか当たって、1人下北沢へ向かったあの日のことは忘れられない。舞台に登場した生の岩井さんの姿と、生の岩井さんの声を全身で浴びたところあたりで、私の岩井熱はピークに達したと言えよう。帰宅後興奮冷めやらず、とにかくスピッツナンプラーを聴きながらずっと小躍りしていた。

 

 

 

そしてここ一年ほど、私の岩井熱はだいぶ落ち着いていた。もちろんそんな間にも岩井さんはドラマに出たり、単独でレギュラー番組を持ったり、エッセイを出版したりと好調の様子だったが、私はといえばとりわけ盛り上がることもなく「いやぁ活躍されているなぁ」と見守るに徹していた。

 

 

 

いわゆる「ファン」という人間の中には、長年同じタレントを安定した熱量で追っ掛け続けられるタイプの人々がいるけど、私はどうもそれができない。にわかファンで終わるパターンも多い。もちろん岩井さんに対しては「にわか」なんかではない、確実なファンである自負はあるが。この自分の傾向を「飽きっぽい性格」と一言で片付けてしまうのはどうも遣る瀬無くて、ピークが過ぎた後に「好き」が停滞するこの現象のことを私は「殿堂入り」と呼んでいる。レスリングで言うところの吉田沙保里のような、フィギュアスケートで言うところの羽生結弦のような、連勝し過ぎてもはや順位をつけるのもおこがましいくらい凄い、凄いってみんな分かってるからもう金メダル獲れるかどうかとか正直だれも気にしてなくね?ってくらいのレベルの凄いやーつ。岩井さんはその位置にいると思っている。

 

 

興味が失せたのでも飽きたのではなく、安定期に入ったと言いたい。これまでは「好き好き」と言わずにはいられなかったけど、今となってはもう「好きじゃない訳がない」という域に達したのだ。コブクロ風に言うと、恋じゃなくて愛になった(もううるさい)

 

 

 

そして今回、吉報が続いた。ハライチが単独のトーク&ネタライブ「けもの道」を開催することと、それに間に合わせる形で岩井中華Tの販売が決まったことだった。そんなことがあってふと、もう一度岩井さんに会いに行きたいなぁと思った。なんだかんだ言っても漫才してる時の岩井さんがやっぱり一番カッコいい。センターマイクの前でしたり顔で澤部さんを操る岩井さんを拝みたいなぁとしみじみ思った。とは言ってもデルタホース、すこ夜も然り、岩井さんが出演するライブのチケットを取るのは非常に難しい。帝国民(岩井ファンのこと)はチケ取り界のエース(さらば森田の言葉を借りるなら「サイバーエリート」)と言っても過言ではないくらいあっという間に売り切れるので、この度のライブのチケット販売もかなり倍率が高く、サーバーが混み合うことが予想される。だからどうなるかはわからないが。

 

 

Tシャツは別にライブのグッズというわけではないみたいだけど、もしかしたら、ライブに岩井さんもこのTシャツを着て登場するかもしれない。わたしもこのTシャツを着て、ハライチに会いに行きたい。まだタンスに入ってすらいないけど、わたしのお気に入りのTシャツはこの一枚に決定した。

 

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楽しみィ!!!!!